ちょっと待った!集合住宅のベランダ使用法

2021年10月09日

アパートのベランダは使い方に注意が必要

ベランダや廊下に物を置いていないですか?

 

普段何気なく子供の自転車を置いたりする廊下。ガーデニングを楽しんでいるベランダ。

 

よく見かけますよね。

 

でも、ちょっと待って!実はそこに物を置いてはダメなんです。

なぜ物を置いてはいけないの?

賃貸アパートでは賃貸借契約を賃貸オーナーと借主の間で結びます。

 

しかし、ベランダや廊下、階段(共用部分といわれる)は賃貸借契約で使用の禁止や制限をうける条項があります。

 

(※全宅連賃貸借契約書に記載がありますが、契約は原則自由のため各不動産会社によって内容が異なります。一般的に共用部分は使用の禁止や制限をうけるものとなります。疑問に思った方は原契約の賃貸借契約書を参照してください。)

 

つまり、共用部分は入居者が自由に使っちゃだめ!

 

異臭を放つゴミを置くことはもってのほか、私物も置いてはいけません。

 

廊下や階段は何となくわかりますが、ベランダは意外だったのではないでしょうか。

 

なぜ、共用部分に物を置いてはいけないことになっているか?

 

それは緊急時に人が出入りするスペースとなっているためです。

全宅連賃貸借契約書(第8条)

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緊急時に仕切り板を壊して隣に行けるようにしておくことが重要

ベランダ仕切り板

避難ハッチに物を置いてはダメ

ベランダ非常階段

物を置くとどうなるのか?

問題は緊急時にそのスペースが、すべての入居者の避難に使用できるかが問われます。


ベランダは緊急時に人が出入りします。仕切り板を破って隣にいくこともあるでしょう。


また、火災の場合は消防隊が侵入することもあります。

 

ベランダに物があると仕切り板を破ることができず避難ができなくなったり、廊下や階段に物があるせいで避難に時間がかかり、危険な状態になります。

 

避難ハッチにも物は置かないで!

また、非常時に下の階に降りるための避難ハッチがあるベランダもあります。

 

ここに物があると、非常時に避難ができなくなります。

 

この画像はわざとらしいですね...(笑)

でも、子どもが避難する際、避難ハッチの上に重い物が載っていたら、それを動かすことができないかもしれません。

ベランダの使い方については建物の管理会社に問い合わせたほうがよいでしょう。

とはいえ...

 

普段、ベランダは部屋を借りている入居者のみが使用できる排他的スペースとなっており、入居者に善管注意義務が発生します。

 

ベランダは共用部分なので、掃除をしなくてもよいというわけではないのです。

 

そういったことからも、緊急時に避難の妨げるような状態になっていなければ、管理会社によりますが、ある程度の許容はしていると思います。

 

念のためベランダの使い方については、建物の管理会社に問い合わせて許可をもらったほうがよいでしょう。

 

管理会社の視点でのアドバイス

ベランダに避難通路を邪魔しないように植木を置いて楽しんでいる方もいるかと思います。

 

でも、通路の邪魔をしていないからといって、その他にも注意をすることがあります。

 

それは排水口のつまり。

 

集合住宅のベランダ排水口は各戸についている場合もありますが、2戸に1つなどもあります。

 

植木がある状態で暴雨があった場合、その葉が排水口を詰まらせ、床上浸水をおこす可能性があります。

最悪の場合、それが原因で下階に水が漏れてしまい、自分の部屋だけでなく他の階の部屋までも大きな被害を与えてしまいます。

 

日常掃除をしていても植木がある以上、そこにリスクがあります。

 

管理会社の視点でアドバイスをするならば、自由にベランダを使いたい気持ちもわかりますが、万が一のことを考えると、植木や大きな物は置かないほうがよいと考えます。

 

那覇市の「賃貸管理・建物管理」特化の不動産会社

店舗外観

ピエスの建物管理

ピエスでは巡回清掃や定期清掃で廊下や階段で通行の妨げとなりそうな物が置いてあると、貼り紙をして注意を促しています。

 

また、ベランダについては見えないことも多いため、定期的に注意を促す文書を投函しています。

 

ピエスの建物管理にご興味のある方はぜひご連絡ください。